十二指腸潰瘍の検査 [健康情報、本当の話]
十二指腸潰瘍の検査は、柔らかいチューブを使って行う内視鏡検査や、消化管の輪郭を写し出すX線検査が主な検査方法です。一般的には、内視鏡検査を最初に行うことが多いでしょう。いわゆる胃カメラによる検査です。
胃潰瘍と十二指腸潰瘍 [健康情報、本当の話]
胃潰瘍と十二指腸潰瘍は、総称して消化器性潰瘍と呼ばれており、胃にできた潰瘍を胃潰瘍、十二指腸にできた潰瘍を十二指腸潰瘍といい、主に潰瘍ができる場所によって区別されています。胃潰瘍は胃角部付近に、十二指腸潰瘍は十二指腸球部にできやすいでしょう。
コレステロール値論争、数字は担当医のもとに経時的に診る [健康情報、本当の話]
コレステロール値論争は今も完全決着はしていません。低い方がいい。いや、ある程度高い方が総死亡率は減っている。この総コレステロール値論争は医師・医学者の間でも激しい対立があります。しかし、それで困るのは私たち一般人です。拠り所となる研究をしているわけではありませんから、どちらにしても医師・医学者の説から選択するしかありません。あたなはどちらを選択しますか。
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近藤誠医師がどうしてウケるのか [健康情報、本当の話]
「がんもどき」理論(近藤誠医師の説)について前回書いてきた。「がんもどき」の理論によれば、転移するがんは「本物のがん」で、最初から助からないといい、「がんもどき」は転移しないのでほうっておいてもいいのだという。ところが、近藤誠医師によると、最初の診断で気になる腫瘍が「がんもどき」か「本物のがん」の判別は難しいというのである。
宿便が解決するクラスターの小さい温泉の真実 [健康情報、本当の話]
宿便て何でしょうか。宿題の「宿」という字を使っています。要するに便が出きらないで残るもののようですね。推量で書いているのは、どこの医学書を見てもそんな言葉は出てこないからです。温泉の中には、宿便が解決するクラスター値の小さいことを自慢しているところがあります。クラスター……ますますわかりません。いったい何なんでしょうか。
マイナスイオン温泉の真実 [健康情報、本当の話]
マイナスイオン温泉。そう標榜しているところがあります。マイナスイオン。電化製品やその他、「マイナスイオンを出す」と称するいろいろな商品が出ていますが、そもそもマイナスイオンとは何でしょうか。また、マイナスイオンがそこで示されたものとして、私たちの健康にどう関与しているのでしょうか。そのへんを今回は見て行きたいと思います。
温泉で「○○に効く」という話は本当なの? [健康情報、本当の話]
温泉には、「○○の湯」「○○に効く温泉」など、適応する具体的な病気を標榜しているところが数多くあります。湯治と行って、療養目的に温泉に行く人々は、それに期待をしているかもしれません。しかし、病院で医師は決して「温泉で湯治」という処方はしません。温泉に入って治るなら、医師が温泉治療をしないのはおかしいですね。ではいったい、温泉が標榜する効能をどう見たらいいのでしょうか。
温泉に入れば病気は治るのか? [健康情報、本当の話]
温泉について何回かにわたって書きました。温泉は必ずしも定義がしっかりしていないこと。具体的な健康効果にエビデンスはないけれど、転地療養としての価値があることなどをまとめました。ところが、温泉に万病に効く健康効果があるかのように描いているのが『温泉の効能に医学的根拠はあるのか』『医者もおどろく“奇跡”の温泉』(小学館)などの書籍を「“健康”ジャーナリスト」の肩書きを使って上梓している朝倉一善さんです。
温泉のメリットは転地療養 [健康情報、本当の話]
温泉についてこれまで3回にわたって見てきました。それによって、温泉についてのイメージが変わってしまったかもしれませんね。温泉というのは、必ずしも温かい鉱泉水とは限りません。お湯の中に溶けている鉱物が体に良さそうな感じがしていたと思いますが、そもそもそれらは温泉の定義にはないし、またその鉱物がどれだけ健康に寄与できるのかも医学的には明確になっていないのです。