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がんと闘って生還した例はいくつもある! [健康情報、本当の話]

がんと闘って生還。いい話である。しかし、医師の中には、がんとたたかうなという人もいる。「がんもどき」論の近藤誠医師である。がんはほっておいても大丈夫なものか、絶対助からないものかしかないから、いずれにしても治療はいらないという考え方である。しかし、病気と戦うかどうかは本人の裁量であり、医師だからといって指図するのはあつかましい。

それはともかく、近藤誠医師といえば」「がんもどき」の論理だが、素人なりに素朴な疑問があったので枚挙してみる。

ひとつは、明らかに近藤誠医師の言い分が当てはまらない、つまり「本物のがん」が「闘う」ことで完治した例がいくつもあることだ。

たとえば、財団法人日本対がん協会常務理事・関原健夫氏は、働き盛りの39歳に大腸がんを発症した。手術をうけてがんを取り除いたが、その後6年間に再発と肝転移と肺転移を2度ずつ経験。6回に及ぶ手術によって完治にこぎつけた。闘病を記した『がん六回 人生全快』によると、大腸がんは肺や肝臓を通って全身に広がるので、フィルターである肝臓や肺の転移ならまだ助かるチャンスがあるという。

関原健夫氏は京都大学を卒業後、日本興業銀行に入行したエリートである。その階層に存在する強力なネットワークを利用して、最新の治療を有力な医師のもとでよりはやくより確実に行うことができた恵まれたケースである。

だから、一般庶民の闘病にそのままあてはめることはできない、という人もいる。ただ、そうであっても完治自体は事実である。



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つまり、現代医学できちんと治療すれば、6度も転移する超強力な「本物のがん」であろうが完治できる場合があるということだ。

80年代に売れっ子だった元チェッカーズのメンバー・高杢禎彦も、すさまじい「本物のがん」を経験した一人だ。02年11月に「食道、胃接合部がん」で大手術を行い、胃や食道だけでなく胆のう、脾臓なども切除。体には刀傷のように斜めに大きな傷跡が残り、手術から三年後には担当医師から「開けても8割方ダメだろうって意見が大半だった」が「やってみなきゃ分からない」と半ばごり押しの手術だったと聞かされた。だが、そうした壮絶な「闘い」の甲斐あって、07年11月に公式サイトで完治宣言している。

昨年「完治」と診断できる5年目に入ったソフトバンクホークスの王貞治会長の胃がんは、ステージとしては悪くても2期だがリンパ節に一ヶ所転移があった。

転移しているのだから近藤誠医師の分類によればこれも「本物のがん」である。だが、開腹手術に比べて体への負担が少ない腹こうきょう手術で、体の手術跡もわずかで今も元気に仕事をしている。

こちらも、王会長の実兄が慶応大学の外科教室の出身外科医で、執刀医の主任教授北島政樹医師の先輩というエリート・ネットワークによるものだったが、とにかく「本物のがん」から生還したことは事実なのである。

近藤誠医師は、それらの例をどう見るのだろう。


がん六回 人生全快 (講談社文庫)

がん六回 人生全快 (講談社文庫)

  • 作者: 関原 健夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: 文庫





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