カルト団体傘下の保険適用外治療を放送で取り上げる [健康情報、本当の話]
カルト団体。非科学的なことを売り物にした宗教団体の看板を掲げるところをそう言います。その傘下の病院の保険適用外治療をNHKが放送したらどうでしょうか。その治療のエビデンスはどうなのかということもさることながら、そもそも反社会的な団体を宣伝し、その利益に結びつくインモラルな行為を行うことに批判の声が挙がって当然です。
以前、そのことが現実に問題になりました。
前回に引き続き、川竹文夫さんの話です。
1999年7月9日、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、『週刊読売』編集部と発行元の読売新聞社に対し、ホリスティック京北病院のがん治療を賞揚した記事を掲載したことについて、記事掲載の経緯やこの病院の問題の認識など5点についての公開質問状を送りました。
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霊感商法対策の連絡会が、どうして病院の記事に対して公開質問状を送ったのか。
それは、ホリスティック京北病院が、「統一協会傘下の病院としてすでに公知の事実」「小林(常雄)院長が統一協会信者として合同結婚式にも出席した経歴の持主」(公開質問状)であるからです。
質問状は、「同病院の小林常雄院長らによる温熱療法や腫瘍マーカー検査による再発チェック等を賞揚し、宣伝するかの如き記述がなされ、頭記タイトルの販売宣伝行為がなされたことにつきまして憤りを禁じ得ません」と記されています。
統一協会系病院の、独自の治療行為を宣伝したという抗議です。
統一協会については、改めて述べるまでもなく、その霊感商法が社会的に問題視されました。
経済行為としてだけでなく、マインドコントロールそれ自体がすでに敗訴という形で決着がついています。川竹文夫さんは、そんなところと関係の深い病院を報道したのです。
実は、川竹文夫さんがディレクターとして関わった、93年の「伝説の番組・教育テレビスペシャル『人間はなぜ治るのか』」(2月4日から3回にわたって放送)という3本の1時間番組には、この病院が採り上げられています。
つまり、川竹文夫さんはこの社会的に問題のあるカルト教団を、自らの職権において企画し「みなさまのNHK」を通じて宣伝してやったのです。
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もう20年前もの放送ですが、筆者もこの番組は見ました。ちなみに、川竹文夫さんはNHKをやめた後、ガン患研からそのビデオを希望者に有料で貸し出しています。
そんなことをしたら著作権侵害だろうという突っ込みは権利者のNHKに任せて、番組の内容については次回詳しくご紹介します。
(次回に続く)
川竹文夫さんについて、詳しい論評はコチラ>>
以前、そのことが現実に問題になりました。
前回に引き続き、川竹文夫さんの話です。
1999年7月9日、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、『週刊読売』編集部と発行元の読売新聞社に対し、ホリスティック京北病院のがん治療を賞揚した記事を掲載したことについて、記事掲載の経緯やこの病院の問題の認識など5点についての公開質問状を送りました。
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霊感商法対策の連絡会が、どうして病院の記事に対して公開質問状を送ったのか。
それは、ホリスティック京北病院が、「統一協会傘下の病院としてすでに公知の事実」「小林(常雄)院長が統一協会信者として合同結婚式にも出席した経歴の持主」(公開質問状)であるからです。
質問状は、「同病院の小林常雄院長らによる温熱療法や腫瘍マーカー検査による再発チェック等を賞揚し、宣伝するかの如き記述がなされ、頭記タイトルの販売宣伝行為がなされたことにつきまして憤りを禁じ得ません」と記されています。
統一協会系病院の、独自の治療行為を宣伝したという抗議です。
統一協会については、改めて述べるまでもなく、その霊感商法が社会的に問題視されました。
経済行為としてだけでなく、マインドコントロールそれ自体がすでに敗訴という形で決着がついています。川竹文夫さんは、そんなところと関係の深い病院を報道したのです。
実は、川竹文夫さんがディレクターとして関わった、93年の「伝説の番組・教育テレビスペシャル『人間はなぜ治るのか』」(2月4日から3回にわたって放送)という3本の1時間番組には、この病院が採り上げられています。
つまり、川竹文夫さんはこの社会的に問題のあるカルト教団を、自らの職権において企画し「みなさまのNHK」を通じて宣伝してやったのです。
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もう20年前もの放送ですが、筆者もこの番組は見ました。ちなみに、川竹文夫さんはNHKをやめた後、ガン患研からそのビデオを希望者に有料で貸し出しています。
そんなことをしたら著作権侵害だろうという突っ込みは権利者のNHKに任せて、番組の内容については次回詳しくご紹介します。
(次回に続く)
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