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胃がん検査の実態 [解説]

胃がんが早期発見が大切であることはよくいわれますが、ではいったい胃がんの検査というのはどういうことをするのでしょうか。

胃がんを検査する方法に関して、ご紹介していきますね。胃がんを検査する方法としては、以下の3つが代表的な検査です。
1、胃カメラ(上部消化器内視鏡検査)
1cm程度のカメラのついた管を飲み込んで検査します。胃の内部を直接検査する事が出来ますので、精度が高いです。がんがあるかどうか?病変(病気が原因で身体の組織に畭常が起こります)があるかどうか?その広がりや深さなどに関しても調べます。胃がんだけじゃなく、胃・十二指腸潰瘍や食道がん、そのほかの上部消化管疾患(原因がはっきりしないことも多く、治療法がみつかっていないものも少なくありません)を全体的に調べることが出来るはずです。ここで病変(病気による生体の変化をいいます)が見つかった場合は、細胞の一部を採取し、病理組織検査を行い、顕微鏡でみて、がんかどうかを判断することになるでしょう。
2、胃部レントゲン(ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲンが発見し、第一回のノーベル物理学賞を受賞したそうです)
バリウムを飲んで、胃の状態をX線で撮影する方法になります。胃カメラをするくらいでもないと思われる場合に行われる事が多いでしょう。特に検診ではよく行われます。比較的精度は高い方かといって、小さながんともなると見逃される場合だってあるのです。
3、血液検査(血液を検査して健康状態を調べることをいいます)(ペプシノーゲン検査)
胃の粘膜から分泌されるペプシノーゲンIとⅡの比を出す事によって、委縮性胃炎にかかっているかどうか調べます。この値が低下していれば、委縮が起こっていると考えられるでしょう。低下を示していれば、胃カメラの検査を行うことになりますね。胃の委縮は胃がんの発生率が高い為、ペプシノーゲン検査は胃がんのスクリーニング検査としても有用性があるのでしょうか。

胃がん―治療・検査・療養 (国立がん研究センターのがんの本)

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  • 発売日: 2011/02
  • メディア: 単行本


タグ:胃がん検査
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