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薬と食べ物の危ない組み合わせ [ニュース]

薬は薬事法で定められ、それ以外が食品ということになっています。つまり、薬品と食品は別物というわけです。ところが、薬と食べ物の関係は複雑で、食べ合わせが悪い食べ物があるように、特定の薬と相性の悪い食べ物があるというのです。

食べ合わせ自体を非科学的だという人には信じられないかもしれませんが、客観的にわかっていることはあります。

「東京スポーツ」(5月28日付)には、「ご存知か薬のタブー」というそのものずばりの記事があります。それによると、相性の悪い組み合わせは、グレープフルーツジュースと血圧の薬、納豆とワーファリン、牛乳と抗生物質などです。

子どもに抗生物質を服ませるとき、つい飲みやすいようにと牛乳で飲ませることもあるかもしれませんが、注意が必要です。

では記事から引用します。

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 薬を服用する際は水を飲む人が多いはずだ。ところが、服用時以外では、飲み物や食べ物に注意を払う人はあまりいないだろう。だが、食べ物や飲み物の種類によって、薬の効果が損なわれたり、逆に作用が強くなりすぎてしまうことがあるという。
 千葉市の第一薬局社長で薬剤師の中村龍一氏はこう解説する。  
「薬を服用する時、注意しなければならない食べ物や飲み物がいくつかあります」。代表的なものでは、お茶やコーヒー、乳製品、クロレラ、納豆、グレープフルーツだという。
 この中で意外に感じるのはグレープフルーツではないか。非常にヘルシーなイメージがあるが、実はグレープフルーツの外皮と果実を包む薄い皮が問題。「カルシウム括抗剤というカテゴリーに入る血圧の薬の作用を強める働きがあるのです」 (中村社長)
 グレープフルーツの皮(特に外皮)にはナリンジンという成分に薬の作用を強める働きがあり、果実そのものには何の問題もない。
 米国の実験データによると、一定量のグレープフルーツジュース(薄い皮を含んだもの)を飲んだところ、薬の効果が30%強まったという。これは平均30%なので、人によっては通常の2倍、3倍と強まるケースもあるそうだから、血圧の薬を飲む場合は避けた方がいいだろう。
 健康食品の代表格とも言える納豆にも〝タブー″がある。
「血液をサラサラにする薬として知られるワーファリンなどの効果を弱めるのです」
 納豆は「血液をサラサラにする効果がある」とされる食品だけに、意外な話だ。だが、納豆に含まれるビタミンKが薬の効果を弱めるのだ。同じ大豆食品でも豆腐やみそにはビタミンKの含有量が少ないため問題はないという。
 同じくビタミンKを含有しているパセリ、ホウレンソウ、ブロッコリー、ニラなどの緑黄色野菜の大量摂取も効果を弱める要因となる。ワーファリンを服用している人は注意しよう。
 もうひとつ覚えておきたいのは「抗生物質を服用している時は牛乳など乳製品を摂取すると、薬が吸収されにくくなるので注意が必要です」。
薬の成分が牛乳と結合してしまうためで、「葉を服用してから、乳製品を摂取するまで2時間は空ける」のが鉄則だという。
「薬の効果を損なったり、マイナスに働くような服用をしても誰も責任を取ってくれません。薬剤師の説明をよく聞き、薬の説明書は必ず目を通してください」と中村社長は訴えている。
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グレープフルーツの場合には、皮を含まないものにすればOKという注釈もあります。

薬と食べ物の危ない組み合わせ。全く持って興味が尽きません。
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