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ES細胞で失明から視力改善、その真相

ES細胞でまた画期的なニュースが出た。人のあらゆる組織に成長する能力を持つ胚性幹細胞(ES細胞)によって、失明状態と認定された患者2人の治療に成功したというのだ。
ES細胞で失明状態の患者2人の視力改善 米チームが発表 CNN.co.jp 1月24日(火)13時33分配信 (CNN) 人体のあらゆる組織に成長する能力を持つ胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使って、失明状態と認定された患者2人の治療に成功したとの成果を、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校ジュールズ・スタイン眼研究所の研究者らがこのほど発表した。2人とも視力が劇的に改善したという。 同研究所のスティーブン・シュワーツ博士らが、英医学誌ランセットに報告した。ES細胞を使った治療例が正式に報告されたのは初めてとされる。同博士は「暫定的な結果であり、失明の治療法が見つかったとはいえないが、再生医療における大きな前進だ」と話している。 2例ともそれぞれ、ES細胞を患者の網膜組織に注入した。術後は拒絶反応を抑える薬を短期間投与した。 患者の1人、スー・フリーマンさん(78)は昨年7月に手術を受けた。難病の黄斑変性症で視力が極度に低下し、1人では歩行も買い物、料理も不可能だったが、一方の目を治療した結果、すべてできるようになったという。「自分が書いた字を読むこともできるようになった」と、喜びを語る。 2人目の女性(51)は手術から2~3週間たった朝、目覚めた時に寝室のたんすの細かい彫刻に気付き、視力の改善を実感したという。以前は見えなかったこんろのつまみが見えるようになり、目の前に示された指の数も分かるようになった。 シュワーツ博士は、フリーマンさんらの視力が再び低下する可能性もあるとする一方、今後全米10カ所で患者12人の治療を試みるとの計画を示した。 チームが使用したES細胞は、不妊治療で不要となり、捨てられることが決まった受精卵から採取したという。 ES細胞を使った再生医療では、米バイオ企業ジェロンが2009年、民間企業として初めて食品医薬品局(FDA)から臨床試験の承認を得たものの、11年に財政難を理由に撤退している。


ES細胞の最前線

ES細胞の最前線

  • 作者: クリストファー・T・スコット
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/08/17
  • メディア: 単行本


Yahoo! JAPAN知恵袋にはこう書かれている。

医療に携わっている方、医療に興味のある方に質問です。 再生医療について、どう思いますか? (回答) お金持ちだけが長生きするようになり,貧乏人や普通の収入の人との平均寿命の格差が今より広がるのだろうな,と思います。 アメリカに行って心臓移植手術を受けるのに要する費用が1~2億円と言われており,ES細胞やips幹細胞による臓器再生ができるようになれば,それよりは安い金額で心臓病を治せるようになると思いますが,それでも数百万円から数千万円はかかるのではないかと思います。 そのような高額な医療を健康保険適応にしたら,すでに赤字の日本の医療保険制度は一気に崩壊しますので,より安価に実施できる再生医療が実現しない限り,再生医療が健康保険適応になる,なんてことは考えにくく,この先数十年間は全額自己負担になると思います。 そうなると,「だれでも気軽に受けられる医療」ではなく,お金持ちだけが受けられる医療という性格がより鮮明になり,「お金持ちは最先端の治療を受けられるが,お金のない人は病院の検査すら受けられない」という,現在のアメリカの医療制度と同じような状況になってしまうと思います。

ES細胞。興味深い。

タグ:ES細胞
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